昨日久しぶりにHôpital des Enfants に行きました。かなり遅れ気味で3歳児検診を終えました。
Hôpital des Enfants と息子のかかわりは息子が生まれた時からはじまります。
予定日の3週間前の満月の夜に息子は生まれる決意をしたようで出産の途中から経過が思わしくなく緊急帝王切開となりました。生まれた時には呼吸をしていなくあっという間に奥の部屋に連れて行かれて初めて会った時には管だらけで手足はベルトで固定されている状態で5分も経たぬ間に子供病院の新生児救命センターにドクターカーで搬送されその後、72時間体温を33度に下げて検査・投薬の後に生後1週間してまた生まれたクリニックのネオナタロジーに戻りました。ネオナタロジーに生後1か月少し前までお世話になったのですが帰宅してからも子供病院に脳波検査やMRI・定期検診(6歳まで)と成長の折々でお世話になっています。
私がHôpital des Enfants を初めて訪れたのは息子が生後3日目の事でした。痛み止めを一日の限度いっぱいに飲んでおばあさんのように腰を曲げてそろそろと歩いてほんの少しの距離を歩くことがこんなにしんどかったのは生まれて初めての事でした。とても広い部屋の真ん中にぽつんと保育器があって息子は体温を下げるためタオルにくるまれた蓄冷材のようなものに囲まれていました。
あの時から3年2ヶ月が経過しましたが病院を訪れる度にあの時の息子の姿を思い出します。そして病院群のドクターヘリを見かけるたびに「あぁ、小さな赤ちゃんを運んでいるのかな?」とかふと思います。
子供病院通いも折り返し地点です。息子はクリニックの小児科医と子供病院の小児科医に二重に検診いただいていてある意味安心かな。次回は来年の春です。先生に成長した姿を見せたいです。